- 日時:2013年7月1日(月) 18:30~20:30
- 場所:ブレインズテクノロジー株式会社 会議室(タイム24ビル)
- 議題:IT資産価値のIFRS的アプローチ
- 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎(敬称略)
- ゲスト参加者:吉田氏(筑波大学)、藤原氏(ブレインズテクノロジー)
【討議内容】
IT資産価値のIFRS的アプローチ(株式会社オージス総研:竹政氏)
【討議内容まとめ(武蔵大学 松島教授)】
- IFRSによる資産負債アプローチの提起は、IT投資マネジメントにとってそれを適用するしないという財務会計問題として捉えているのではなく、
(1)IT投資を資産という観点からどう見えるかを再確認し、新たな問題提起の機会を提供するものとなる。
(2)IFRSの背景となるグローバル経営においてIT投資をどうマネジメントするかという新たな問題を議論する機会となる。 - 資産にはもともと2重性がある。
(1)初期費用の年度別分散計上(原価モデル風)
(2)将来、収益をうむ費用の現在価値(再評価モデル風) - IT資産が市場性を持つことはほぼないが、唯一、M&Aにおける企業売却、統合に際しては、企業の売却価格算定、および統合後の計上資産数値、および除却処理のための金額算定などで、IT資産も価値として算定の対象となりうる。
それは公正価値かどうかは議論があるが、金額測定せざるを得ない場面である。スナップショット的な意味で金額が特定される。それを応用して、常に、売却されることを想定して、IT投資の価値を常にモニターすることに経営者のニーズがあるかどうか、要検討 - ITの資産価値はそれ自体で、測定されるのではなく、活用価値と活用される場面を想定して資産の即応性(レディネス)の両面から測定する。
【次回予定】
- 日時:2013年7月22日(月)
- 場所:三井情報株式会社
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