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2013年12月26日木曜日

IT資産価値研究会(第8回)

【開催概要】
  • 日時:2014年1月20日(月) 18:30~20:30
  • 議題:デザイン思考について(竹政氏)
       :アジャイル開発と契約モデルについて(吉田氏)
       :COBIT5のTopicsについて(河田氏)
       :コラボレィティブガバナンスについて(松島先生)
  • 参加者:松島、加藤、田口、向、竹政、河田、川崎、石井、吉田、野村(敬称略)

IT資産価値研究会(第7回)

【開催概要】
  • 日時:2013年11月18日(月) 18:30~20:30
  • 議題:今後の研究の方向性について(全員)   
       :経営情報学会の研究部会について(向氏)
  • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎、石井、吉田(敬称略)
  • ゲスト参加者:野村氏(電波産業会)

2013年10月7日月曜日

IT資産価値研究会(第6回)

【開催概要】
  • 日時:2013年10月7日(月) 18:30~20:30
  • 議題:経営情報学会の発表について(向氏)
  • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎、石井(敬称略)
  • ゲスト参加者:横田氏(立命館大学)、田口氏(湘北短期大学)

2013年9月14日土曜日

IT資産価値研究会(第5回)

【開催概要】
  • 日時:2013年9月9日(月) 18:30~20:30
  • 場所:株式会社オージス総研 会議室
  • 議題:経営情報学会予稿内容の議論・整理
  • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、加藤、吉田、石井、川崎(敬称略)

【討議内容】
経営情報学会予稿内容の議論・整理


【討議内容まとめ(武蔵大学 松島教授)】
    1. IT資産価値を議論するために、社内用と販売用にわけ議論するのは適当だが、グローバル化のなかで、同じ企業内、企業グループであっても、国、法人が異なり会計処理上は、使用料などの形で配賦し、実質的に販売しているとも考えられる。
      その際に、コストを配賦する、価値に応じて配賦する、支払い可能性を考慮して配賦するなど、中間的な取り扱いが、今一番求められているのではないか。
    2. 資産価値は、利用者、経営者の行動によって異なるので、利害関係者のありかた、行動を含めて価値づけを行なう。
    3. 従来のインタンジブルス、無形の資産という概念は、物的資産に対する反対概念として提起されているのであって、ITを資産の観点から検討する際に、従来の無形資産、つまり「のれんの価値」、特許取得などと同等に扱うことは、違和感がある。
      無形の資産を強調しないほうが良いのではないか。ソフトウェアの資産価値、情報の資産価値とすべきではないか。

    2013年7月30日火曜日

    IT資産価値研究会(第4回)

    【開催概要】
    • 日時:2013年7月22日(月) 18:30~20:30
    • 場所:三井情報株式会社 会議室
    • 議題:カリアック会議での発表内容整理
    • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎(敬称略)

    【討議内容】
    カリアック会議での発表内容整理


    【討議内容まとめ(武蔵大学 松島教授)】
      1. IT資産に着目する理由はなにか
        ・新規開発重視から運用に価値が移っているならば、その価値評価を可能にする概念として資産性の視点を取り入れ、検討する。
      2. リターン(利益額)で評価できないことをどう代替するのか
        ・従来の投資採算性評価からのパラダイム転換を志向するとして、IT資産の増加を利益とするアプローチを展開してみる。
      3. ITの資産性をどう評価するか
        ・IFRSでの資産性では認識が困難である。市場性がない、取得原価でしか認識できない。
        ・財務的評価と非財務的評価の組み合わせを検討する。
        ・財務的評価は取得原価を参照。
        ・非財務的評価として、活用度、将来の収益性などをスコアリングする。
        ・スコアリングが有効なのは、絶対評価ではなく、相対評価である。では、なにと比較するのか。・前年度か、他のシステムのとの比較か。

      2013年7月10日水曜日

      浜名湖フォーラム(カリアック会議)のご案内

      【浜名湖フォーラム(カリアック会議)のご案内】

      2013年8月9日(金)~11日(日)にかけて、

      • 経営情報学会 中小企業のIT経営研究部会
      • 武蔵大学 松島桂樹教授オープンゼミ
      • ITコーディネータ協会 IT経営研究所

      の3者合同で、研究合宿「浜名湖フォーラム(通称:カリアック会議)」が開催されます。

      この研究合宿は2011年9月にスタートしたものであり、昨年に続いて今回が3回目になります。

      カリアック会議は、参加者が各自の研究調査に関する発表を行ない、それに対する質疑応答とディスカッションで進めていく形式で運営されています。


      【開催概要】

       日時:2013年8月9日(金)14:00 ~ 11日(日)12:00 (部分参加可)
       場所:日本商工会議所 研修センター 「カリアック」 (静岡県浜松市西区村櫛町4597
       電話:053-484-4155
       発表テーマ:調整中
       参加申込み:下記参照
              (http://www.itc.or.jp/laboratory/special_skill/jasmin_130602.html


      2011年度の研究合宿は参加者24名(うち発表者14名)、2012年度は参加者36名(うち発表者23名)と、多数の方々が参加されていています。

      今回の研究合宿は例年を上回る規模での開催が予定されていますので、ご興味のある方は是非ご参加下さい。 


      2013年7月3日水曜日

      「情報システムを成功に導く経営者の支援行動」(栗山敏著)出版記念セミナー

      【出版記念セミナーのご案内】

      当研究会に参加されている栗山氏の出版記念セミナーが、下記の通り開催されます。

       日時:2013年7月20日(土)13:00~17:00
       場所:中央区月島区民館 (東京都中央区月島二丁目8番11号)
       電話:03-3531-6932
       講演:情報システムを成功に導く経営者の支援行動
       講師:武蔵大学 総合研究所奨励研究員 栗山 敏氏
       参加申込み:右記参照(http://www6.airnet.ne.jp/scmbm/

      (※)SCMとIT経営・実践研究会(中小企業診断協会東京支部)の月例会として開催されます。


      【書籍紹介】
      • 主題:情報システムを成功に導く経営者の支援行動
            ~プロジェクトは社長で失敗する!~
      • 副題:失敗する情報システム構築に共通する社長の行動
      • 出版社:白桃書房
      • ISBN-10: 4561266151
      • ISBN-13: 978-4561266150
      • 発売日:2013/7/24

      【内容紹介】
      • プロジェクト・マネジメントの管理対象から外れてしまうが、プロジェクトの成否を握る経営者のサポートのあり方を検討。
      • プロジェクトの炎上予防策の決定版。プロジェクト・マネジャー、ITベンダー・・・全プロジェクト関係者、必読の書。

      (※)Amazonでも予約受付しています。


      2013年7月1日月曜日

      IT資産価値研究会(第3回)

      【開催概要】
      • 日時:2013年7月1日(月) 18:30~20:30
      • 場所:ブレインズテクノロジー株式会社 会議室(タイム24ビル)
      • 議題:IT資産価値のIFRS的アプローチ
      • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎(敬称略)
      • ゲスト参加者:吉田氏(筑波大学)、藤原氏(ブレインズテクノロジー)

      【討議内容】
      IT資産価値のIFRS的アプローチ(株式会社オージス総研:竹政氏)


      【討議内容まとめ(武蔵大学 松島教授)】
        1. IFRSによる資産負債アプローチの提起は、IT投資マネジメントにとってそれを適用するしないという財務会計問題として捉えているのではなく、
          (1)IT投資を資産という観点からどう見えるかを再確認し、新たな問題提起の機会を提供するものとなる。
          (2)IFRSの背景となるグローバル経営においてIT投資をどうマネジメントするかという新たな問題を議論する機会となる。
        2. 資産にはもともと2重性がある。
          (1)初期費用の年度別分散計上(原価モデル風)
          (2)将来、収益をうむ費用の現在価値(再評価モデル風)
        3. IT資産が市場性を持つことはほぼないが、唯一、M&Aにおける企業売却、統合に際しては、企業の売却価格算定、および統合後の計上資産数値、および除却処理のための金額算定などで、IT資産も価値として算定の対象となりうる。
          それは公正価値かどうかは議論があるが、金額測定せざるを得ない場面である。スナップショット的な意味で金額が特定される。それを応用して、常に、売却されることを想定して、IT投資の価値を常にモニターすることに経営者のニーズがあるかどうか、要検討
        4. ITの資産価値はそれ自体で、測定されるのではなく、活用価値と活用される場面を想定して資産の即応性(レディネス)の両面から測定する。

                                【次回予定】
                                • 日時:2013年7月22日(月)
                                • 場所:三井情報株式会社

                                2013年6月10日月曜日

                                IT資産価値研究会(第2回)

                                【開催概要】
                                • 日時:2013年6月10日(月) 18:30~20:30
                                • 場所:新日鉄住金ソリューションズ株式会社 会議室(東京住友ツインビル)
                                • 議題:ソフトウェア資産管理とIT投資マネジメントの関係性
                                     :IT資産価値評価に関連したこれまでの取り組み
                                • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎(敬称略)
                                • ゲスト参加者:仲吉氏(三井情報)

                                【討議内容】
                                ソフトウェア資産管理とIT投資マネジメントの関係性(ブレインズテクノロジー株式会社:河田)
                                IT資産価値評価に関連したこれまでの取り組み(三井情報株式会社:川崎氏)


                                【討議内容まとめ(武蔵大学 松島教授)】
                                  1. IT資産価値は目的によって変化する
                                     (1)開発費、取得費用の年度分散的な費用配布、償却
                                     (2)将来の収益還元、NPV相当
                                     (3)M&Aの際の資産査定
                                  2. ITは劣化するか、ノウハウ、情報は劣化しない。価値は減価しない
                                  3. IT資産価値が、取得費用を上まってもいいのか
                                  4. 目的が進化するのではないか、その進化に合わせた成熟度モデルはどうだろうか
                                  5. 金額評価だけではなくスコアリングで可視化できる場合もある。
                                  6. どこにニーズがあるか?
                                     (1)経営者の投資意思決定へのライフサイクルポートフォリオ面からの支援情報
                                     (2)稼働中システムの棚卸し目的、仕様が少ないシステムの除却、バーションアップへの意思決定支援
                                  7. 個別企業の個別状況でのモデル化は可能だが、包括的、一般化はどうするか?
                                  8. コンサルティングプロセスを提案し、ビジネスの可能性を検討する

                                                          【次回予定】
                                                          • 日時:2013年7月1日(月)
                                                          • 場所:ブレインズテクノロジー株式会社

                                                          2013年5月13日月曜日

                                                          IT資産価値研究会(第1回)

                                                          【開催概要】
                                                          • 日時:2013年5月13日(月) 18:30~20:30
                                                          • 場所:株式会社オージス総研 会議室(品川インターシティ)
                                                          • 議題:IT資産価値の3つのアプローチ
                                                          • 参加者:松島、栗山、向、竹政、河田、川崎(敬称略)
                                                          • ゲスト参加者:森下氏、仲吉氏(三井情報)

                                                          【討議内容】
                                                          IT資産価値の3つのアプローチ(新日鉄住金ソリューションズ株式会社:向氏)
                                                          • 情報システムライフサイクル アプローチ
                                                          • 合意形成アプローチ、発展形としての「期待」と「約束」によるアプローチ
                                                          • 会社・事業の財務構造評価アプローチ

                                                          【討議内容まとめ(武蔵大学 松島教授)】
                                                          1. プロジェクト単位での収益性から事業単位での収益性評価が主流になってくる。
                                                          2. IT資産の価値問題は、現存の情報システムの価値を可視化するとともに、これを意識した経営者の意思決定を支援する。
                                                          3. IT資産の価値は、情報システムそのものの客観的な価値ではなく、それを利用する事業、経営者との関係性のなかで、定式化される。
                                                          4. 効果や利益を企業にフィードバックする事業部門を支援するのが、情報システム部門の役割であり、情報システムの価値は事業部門の包括的満足度に還元される。
                                                          5. ライフサイクル評価は、劣化した情報システムの撤去、exitだけを目的するのではなく、情報システムの健康診断情報(healthcare informatuion)を提供することによって、ライフサイクルの長期化、すなわち、ライフサイクルコストの減少をもたらす。

                                                          【次回予定】
                                                          • 日時:2013年6月10日(月)
                                                          • 場所:新日鉄住金ソリューションズ株式会社